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なんちゅのお絵かき!ブログ

ほぼ毎日絵の練習を載せるブログ、目標は底辺卒業

3/2 【腐】結婚後の話

PFCS(企画)

※腐向け

 

 

「ソラ、シュン」
ルーカスは結婚式を挙げた後の二人に近づいて話しかける。
「ルーカス様」
ソラはいつも通りに、感情なしに話しかけた。
「ルーカス!お、オメェ見たのかよ…オレとソラの結婚」
ああ、とニコリとルーカスは笑う。
「晴れ晴れしい結婚式だったな」
その言葉でシュンは倒れかける。なんとかソラが身体を支えたのだった。

「でもよ…オレ…妖怪だし…男同士だしさ!
オレと人間の男であるソラが結婚して…どうすんだよ?」
シュンが不安そうな顔をしてルーカスに問いかける。
「…妖怪も男同士も関係無いだろう。
ぼくは君たちの結婚を受け入れるよ?
ホモでも、良いじゃないか。それが君たちの愛だからね」
そっか、とシュンはぽつりと言う。ルーカスにそういう事を言われても、シュンの根にある不安は取り除けなかった。
【ソラが命令で愛していたらどうしよう】という事を。


「ソラ」
待っていたのは、いつもの仕事着を着たソラだった。
あの美しい花嫁姿ではない、仕事着。
いつものソラ。
シュンがソラに話しかける。なんですか、とソラは機械的に話すので、不安と悲しさでシュンの心臓がドクンと脈打った。
「あー…ソラ…」もじもじと新郎姿から着替えていないシュンが語りかけると、用があるなら言ってくださいとスッパリとソラは言った。
(やっぱりソラが愛してるって言ったの、命令なんだ)
そう思うと、シュンは泣きそうになる。
(ソラがオレの事を愛してるって言ったのも、ソラがオレと結婚するのを嬉しいって言ったのも全部嘘だったんだ)
シュンは顔に出さないだけで涙を流した。その様子を、ソラは見逃さなかった。
「シュン。辛いなら言ってください」
そう言われ、シュンはぐ、と拳を握りしめ、ソラに話しかける。

「ソラは本当にオレが好きなのか?」


「…好きです」
「その言葉は嘘偽りか?」
シュンがソラの顔に寄って話しかける。
「嘘偽りなどありません」
「そう言えっていう命令なのか!?」
シュンは泣き、ソラの胸ぐらを掴む。
その行動にかはっ、という声が聞こえシュンは慌てて掴んだ手を離した。

「…シュン。俺はあなたを愛しています。
命令ではありません。嘘偽りのない結婚式。
貴方が俺と結婚する事を、嫌がらずに望んだ。
それが幸せです。俺は幸せです。
俺があなたを好きと言った時…あなたは受け入れてくれた…親友以上の関係になってしまったのに、それを受け入れてくれた…

俺は幸せです」

「ソラ…」
シュンは泣いていた。いつの間にか、ソラの顔にも涙がこぼれていた。

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「ソラ、命令じゃないんだな、ソラの言葉なんだな」
泣くシュンを、ソラはぎゅっと優しく抱きしめてポツリと言った。
「僕は君を愛している」
僕?それはソラが感情を解放した時の一人称。
「なんでもありません」
ソラの否定の声に、照れくささが入っていた。


次回・新婚旅行編(?)
といってもアンティノメル絶景巡り

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